いのちの記憶 いのちの記憶 - 二階堂和美 あなたに触れた よろこびが 深く 深く このからだの 端々に しみ込んでゆく ずっと 遠く なにも わからなくなっても たとえ このいのちが 終わる時が来ても いまのすべては 過去のすべて 必ず また会える 懐かしい場所で あなたがくれた ぬくもりが 深く 深く 今 遙かな時を越え 充ち渡ってく じっと 心に 灯す情熱の炎も そっと 傷をさする 悲しみの淵にも いまのすべては 未来の希望 必ず 憶えてる 懐かしい場所で いまのすべては 過去のすべて 必ず また会える 懐かしい場所で いまのすべては 未来の希望 必ず 憶えてる いのちの記憶で