[00:30.79]どれだけ揺すっても、溶けない水と油。永遠の未完成。 [00:40.30]生まれるこの気持ちを、言葉だけでは説明できない。 [00:49.99] [00:50.35]雨に打たれていた。 [00:53.31]俺たちは襟を立て、間に合わなくても進むだけ。 [01:01.49]その地図を捨てちまえ。 [01:05.74] [01:18.40]濡れた袖を絞り、速度は落とさぬまま、 [01:24.86]泥だらけの靴と、かき消されていく足音。 [01:38.15] [01:44.54]それでも、手を取らぬ俺たち。 [01:51.05]ただ、同じ方角を目指している。 [01:57.57]雨に打たれていた。 [02:00.74]俺たちは襟を立て、間に合わなくても進むだけ。走るだけ。 [02:10.78]雨が上がったら、俺たちは悲しみと、風を追い越して、 [02:20.41]あの虹を追いかけていく。西南西へ。 [02:40.54]