夏へ続く小径 花やぐ小径を抜けてゆく ひとりあの夏へ急ぐ 変わってしまったこの思いが もう守れないからと こんなにも人を頼る 癖も治ってきたのに ひとりでは同じ 失敗を繰り返してばかり 花やぐ小径を抜けてゆく ひとりあの夏へ急ぐ 変わってしまったこの思いを 川面に映してみる 騒がしいあの教室 いつまでもここに居たい 照れて相づちを 打つばかりだった頃の話 ありがとうを言おうどんな風景にも こんなに僕らは苦しんで 忘れて強さを手にしていけるなら また痛み覚えよう 花やぐ小径を抜けてゆく ひとりあの夏へ急ぐ 変わってしまったこの思いは 別の誰かのために のんびりと暮らしてきた この町も忙しくなり 朝のバス停で 待ち続けた日も遠い話 僕らのために忘れるために 急いで駆け抜けた季節よ そしてまた強さを手にしていけるなら 振り向かずに歩こう もうすぐ抜ける小径は どこにも続いてなかったけど 見上げればどこまでも続く空 あの夏は遠い思い出話