[00:36.728] 去り行く日を見送ることも [00:42.586] 繰り返せば矩を知るだけ [00:48.569] 散り逝くのも宿命、と [00:54.236] 受け入れるのが貴女らしいかな [01:00.552] 落日のような優しい手だと [01:06.490] 恐れもせず繋いでくれた [01:12.580] 煤だらけのこの手に [01:18.272] 受け止めたくて 其の願い [01:24.191] 千の孤独を誤魔化すように [01:29.258] 奏でる嘘を拙いと笑うでしょうか [01:34.815] ならば其れでも良いと [01:39.929] 届け彼方の月へ [01:45.047] 何時までもずっと貴女を待つ [01:51.188] もう一度逢える日まで [01:56.438] 和かな光に融けるような [02:02.386] 庭に咲いた花に 添うように・・・ [02:26.319] 時は廻り、人よ巡れと [02:32.290] 古い轍に歩みを重ね [02:38.321] 貴女の見た景色を [02:43.989] 貴女に代わり 此の手が護ってゆく [02:50.315] 時が巡り、人が廻れば [02:56.266] 貴女の名は音へと変わり [03:02.270] けれど今もその音が [03:07.972] 詠われるのが誇らしい [03:14.192] 風が謡う 笹の葉揺らす [03:19.136] 蛍舞う夜 雪踊る朝焼け [03:24.720] 銀の渚に 黄金の空に [03:29.791] 貴女の名前を呼ぶ [03:34.427] 約束は永遠 貴女を待つ灯 永久の火 [03:46.294] ひとつの偽りも翳りもない [03:52.231] 月の下で今日も 待ちぼうけ [04:42.463] 瑞香れば 根雪に萌す [04:47.563] 季節は巡る 命は廻りゆく [04:53.111] 胸を焦がす 花冷えの夜 [04:58.101] 九分咲きの庭に待つ [05:03.020] 何時までもずっと待っていたよ [05:09.461] ねえ もう声にならない [05:14.574] 貴女の居ない千の夜を越えて [05:20.532] 此の焔は今も [05:25.178] 雲間から射す月灯りに [05:31.682] 照らされた この庭に [05:36.932] 幾千の祈りが花開いて [05:42.895] 永い時を越えて逢う夜に [05:51.314] 永い時を 二人また共に