忘却の古都 散る桜 忘却の古都散る桜-琴音 君の身咲く月桜 揺れる影瞼閉じれば 浮かんで消える奇跡 時は流れて変わる町並み 空への抜け道には 影が差し迷うことにかちの胸 花の香り季節が風を舞う 今も同じあの日を運んでく 燻んだ天井を眺めて 思いを馳せた遠い記憶 花の羽故郷に居れば 誓う強く風触れ舞い上がる 胸は霞んで人は移ろう 手に入れたその全て 幸せを求め笑顔なくして その目に映るものが全てなら 色褪せた景色に何を思う 広がる一面の青 変わること無く続く声に 古への古都の桜が散って 舞い上がる 失くす何かがあるならば 私はここに示そう 今という時あった証 願う翼がこの星の光より 輝きますように