[00:00.00] 作词 : 野田洋次郎 [00:01.00] 作曲 : 野田洋次郎 [00:06.04] [00:20.30]いつだってここにあるこの腕や耳や目を [00:26.83]僕は探したりなど したことはないけど [00:33.21] [00:34.79]何かを探すのには いつも使うくせに [00:42.23]いつかなくなるなんて 考えもしないんだ [00:48.12] [00:56.97]ある朝 目覚めれば 瞳がなくなってた [01:00.61]探すにも探せない 君がないと探せない [01:04.30] [01:04.57]仕方なく手探りしようとするけども腕もない [01:08.19]音の頼りを聴こうとするが澄ます耳もない [01:11.87] [01:12.20]僕が僕であるかどうかさえももう知る術も [01:15.61]ないと知った僕は何者 もうないもの? [01:19.01] [01:19.33]そんなこと起こるはずもないこと [01:26.39]でも起こったよ そんなもんじゃない その上いく出来事が [01:34.69] [01:35.00]「いつも ここにいたよ」ってさ 笑う声が悲しくて [01:41.83]そばにいたいと願えば願うほど 視界からは外れてて [01:48.93] [01:49.30]「いつも ここにいたよ」って そう それはまるで泣きぼくろ [01:56.79]だから きっとこれからは毎朝 起きてさ 確かめるから [02:04.07] [02:19.38]いつだってここにいた 君の姿かたち [02:27.42]どんなって言われても もう分からないほどに [02:33.19] [02:34.82]何かを探すのにはいつも使うくせに [02:42.27]いつかなくなるなんて考えもしなかった [02:48.02] [02:49.79]距離がものを言うなら 鼓動を僕とするなら [02:53.03]この腕よりも 耳よりも近くに君はいたから [02:56.71] [02:57.01]だってさ わざわざ 広い世界の中から [03:00.49]僕の胸のここのところ 心の鼓動から [03:04.32] [03:04.57]2センチかそこらのところを お気に入りの場所に [03:08.18]選んでくれたから だからこそ もはやそれは僕の一部と [03:12.30] [03:12.71]思い込む 脳に罪はないと思う [03:15.60]ほら また自分かばった 自分ばっかだ [03:19.01] [03:34.57]いつだってここにある 弱音や、迷い、愚痴を [03:42.41]隠したってバレるならと 見せびらかすけど [03:47.99] [03:49.99]いつからかこの僕を 覆い隠すほどに [03:57.07]本当の姿など 見る陰もないほど [04:02.90] [04:05.67]この眼で この腕で 君のこと見つけたんだよ [04:12.66]そして君で 君の手で ねぇそうだよ僕は僕の形が分かったよ [04:21.58]僕は僕と はじめて出会えたの [04:25.35] [04:25.76]「いつもここにいたよ」ってさ 僕の中の遠くから [04:32.22]耳を澄まして 出どころ探すけど 声の主は埋もれてて [04:39.73] [04:40.26]「きっとこれからはね」ってさ 喉まできたその声を [04:47.47]どこに 向かって放てばいいかも 分からずただ呑みこむの [04:54.53] [04:55.21]僕ら 二つが一つになれればと 近づきすぎたあの距離の意味を [05:03.02]なんで今頃になってさ この記憶は語るのか [05:09.54] [05:10.66]そうだ 一つが二つになったんだ この世に落とされるその前に [05:18.09]一瞬前に だから 不時着後すぐ会えたの [05:24.52] [05:25.74]二度目の離ればなれも きっとすぐまた出会えるよ [05:32.39]