[00:00.60]数年経っても影は消えない 感情ばかりが募って行く [00:05.04]踞って一人描いていた [00:09.75]炎天直下 坂道の上 渗んだ仆らが歩いていた [00:14.16]夏の温度が目に残っていた [00:17.40]「构わないでよ、」「何処かへ行ってくれ」君の手を払った [00:23.13]「行かないよ」なんて言って君は仆の手を掴んだ [00:27.52]「五月蝇いな」仆はちょっとの先を振り返ずに歩いた [00:31.84]『本当の心は?』 [00:57.51]「聡明」なんかじゃ前は向けない 理由が无いから腐って行く [01:01.82]巻き戻ってくれれば良いのにな [01:06.42]何年経っても仆は死なない 希望论ばかりを唱えている [01:10.92]当然今日も君は居ないのにさ [01:14.09]「構わない、死ねよ、死ねよ」って手首を握って、ただ呪って [01:19.90]何も出来ないでただ、のうのうと人生を貪った [01:24.28]「夏が夢を見せるのなら、君を連れ去る前へ」なんて [01:28.89]照れ隠しした日々が空気を照らして脳裏を焦がしていく [01:33.99]18歳になった少年 また何処かで待っていたんだ [01:38.16]カゲボウシ 滲む 姿を思い出して [01:42.88]炎天下に澄んだ校庭 笑っていた君が今日も [01:47.51]「遊ぼうよ」って言ってユラユラ揺れた [01:52.16]「心配です」と不器用な顔 隣人なんかには解んないさ [01:56.52]悲しそうなフリをしないでくれ [02:01.08]朦朧、今日も不自然でいよう 昨日のペースを守っていよう [02:05.50]君の温度を忘れない様に [02:08.50]叶わない夢を願うのならいっそ掠れた過去を抱いて [02:14.46]覚めない夢を見よう 当然の様に閉じ篭って [02:18.98]「それじゃあ、明日も見えないままですよ?」 それならそれで良いさ [02:23.29]つまらない日々を殺す様に手を染め、『一人』を選ぶから [02:28.56]18歳、腐った少年 また今日も祈ってたんだ [02:32.83]色めいた君の笑顔にしがみついて [02:37.53]炎天下に「どうかいっそ連れてってくれよ」 [02:41.56]なんて呟いて息を静かに止めた [02:49.89]戻らないあの日が痛くて [02:57.45]『誰も触れないで』 [03:14.34]「聞こえていますか」と声が消えた 理由もなんだか解っていた [03:23.55]夏の温度に手を伸ばしていた [03:48.02]炎天下、願った少年 「あの頃」に立っていたんだ [03:53.89]夏めく君の笑顔は変わらなくて [03:58.43]「死んじゃった。ごめんね」なんて 「『サヨウナラ』しようか」なんて [04:02.90]寂しいこと言わないで 往かないで [04:07.49]カゲボウシがそんな僕を見つめていたんだ