[00:10.999]定例、駄弁るYou and me [00:12.637]“止まれ”の標識 止まる時計と光景 [00:14.984]快晴ですね、TEST TEST 埋まる一声 [00:17.402]日照るデイズ 消す炎天下 夏の日にて。 [00:20.574]8月15日の午後12時半くらいのこと [00:26.641]天気が良い [00:30.144]病気になりそうなほど眩しい日差しの中 [00:36.250]することも無いから君と 駄弁 (だべ)っていた [00:39.106]「でもまぁ夏は嫌いかな」 [00:43.187]猫を撫でながら 君はふてぶてしくつぶやいた [00:49.080]あぁ、逃げ出した猫の [00:52.893]後を追いかけて 飛び込んでしまったのは [00:56.255]赤に変わった信号機 [00:58.667]バッと通ったトラックが [01:00.743]君を轢きずって鳴き叫ぶ [01:03.465]血飛沫の色、君の香りと混ざり合ってむせ返った [01:08.312]嘘みたいな 陽炎 (かげろう)が [01:10.350]「嘘じゃないぞ」って 嗤 (わら)ってる [01:13.091]夏の水色、かき回すような蝉の 音 (ね)に全て 眩 (くら)んだ [01:17.776]浮かんだ記憶すら飛んでいった [01:19.864]そうだ やり直し行使を望んでいいか? [01:22.299]ありきたりだ それならいっそ転んでみるか [01:24.843]連れ去るタイマー この持論 でリトライ さあ [01:27.732]目を覚ました時計の針が鳴り響くベッドで [01:33.834]今は何時? [01:37.393]8月14日の午前12時過ぎ位を指す [01:43.458]やけに 煩 (うるさ)い蝉の声覚えていた [01:46.378]でもさぁ、少し不思議だな。 [01:50.509]同じ公園で昨日見た夢を思い出した [01:56.235]「もう今日は帰ろうか」 [02:00.121]道に抜けた時 周りの人は皆上を見上げ口を開けていた [02:05.966]落下してきた鉄柱が君を貫いて突き刺さる [02:10.743]劈 (つんざ)く悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空廻り [02:15.497]ワザとらしい陽炎が「夢じゃないぞ」って嗤ってる [02:20.251]眩む視界に君の横顔、笑っているような気がした [02:25.606]真っ赤に染まるBad timing [02:27.389]これはやっぱり とあるFantasyと [02:30.218]信じる瞬間 ループになった よくある話 [02:32.527]想定外 飲み込む様に退くはずだったシーン [02:34.694]もう何度も 繰り返される形 [02:37.063]この感情論 説く前に目くらまし [02:39.499]揺らめいて 訴える陽炎の悪戯 [02:41.784]日差しはいつもギラギラ睨んでる [02:44.293]何度世界が眩んでも陽炎が嗤って奪い去る。 [02:49.261]繰り返して何十\年。もうとっくに気が付いていたろ。 [02:53.962]こんなよくある話なら結末はきっと1つだけ。 [02:58.789]繰り返した夏の日の向こう。 [03:03.504]バッと押しのけ飛び込んだ、瞬間トラックにぶち当たる [03:08.363]血飛沫の色、君の瞳と軋む体に乱反射して [03:13.177]文句ありげな陽炎に「ざまぁみろよ」って笑ったら [03:17.951]実によく在る夏の日のこと。 [03:20.429]そんな何かがここで終わった。 [03:23.041]形成、終わり示す反抗心 [03:25.076]ここで宣誓 崩す定型の日 [03:27.487]慣れたもんだ こうなること よくあるし [03:30.201]何故かこんな今が清々しい [03:32.669]目を覚ました8月14日のベッドの上 [03:38.727]少女はただ [03:42.332]「またダメだったよ」と一人猫を抱きかかえてた