[00:00.000] 千と百の針水晶を抱いた黒山羊が [00:05.650] 人魚の眠る軌条を走る [00:10.770] 雨の日の煩さは木星の声に似ていて [00:19.500] 杞憂の種を芽吹かせながら影は叫び死ぬ [00:32.720] 涙を流す虚構船は英霊への餞 [00:37.840]或いは屈託主従の残骸なのか [00:42.790](注②) ノーチラスは誰の名前も顔も覚えていない [00:47.590] 手向けの花は意味と風化し露と消える [01:18.400] 石英灯が晒した月末の楽譜 [01:22.930]ジャイロスコープに乗せ奏でる [01:28.400]君が私が恐れていた言葉を羅列し [01:32.940] 最後にこう吐き捨てる 「僕たち解り得ないんだ」 [01:38.260] 答えは変わらない どうしたって君はもう、 [01:48.440] 映写機の中でヘメロカリスは永遠を生き [01:53.680] 果ての見えない白日夢に苛まれる [01:58.250] 一匙の心変わりを お願いどうか許して [02:03.870] 世界の終わりで最愛の嘘を吐いた [02:09.330] 太陽に成り代わった妄想に耽るのは [02:13.330](火) 空(くう)を混ぜる為の失った蝋燭の焔(火) [02:19.160] 夜が注いだ毒で反転するチアノーゼ [02:23.250] 一線を越えさせた美学 シュルレアリスム [02:42.440]君は二度と私から離れられないことを知り [03:10.440] 幸せな日々を過ごし やがてこう訊くのだろう [03:27.190] 「僕がいなくなったら、お前は慈しんでくれるのか」 [03:40.270] 穏やかな笑みにまた私は献身する [04:02.770] [04:02.770]undefined [04:02.770]undefined [04:02.770]undefined