[00:08.14]友子、無事に上陸したよ [00:13.39]七日間の航海で、 [00:16.74]戦后の荒廃した土地に,ようやくたてたのに、海が懐かしんだ [00:25.22]海がどうして、希望と绝望の両端にあるんだ [00:31.05]これが最後の手紙だ、あとでだしにいくよ [00:37.65]海にくばわれた僕たちの愛 [00:40.36]でも、思うだけなら、許せれるだろう [00:44.99]友子、僕の思いを受け取っておくれ [00:50.05]そうすれば [00:52.18]すこしは僕を許すことができるだろう [00:55.53]君は一生僕の心の中にいるよ [00:58.99]結婚して子供ができても [01:01.47]人生の重要な分岐點にくるたび [01:04.67]君の姿が浮かび上がる [01:08.63]君は靜かに立っていた [01:19.19]七月のはげしい太陽のように [01:22.54]それ以上直视するのはできなかった [01:28.07]君はそんなにも、靜かに立っていた [01:34.00]冷靜につとめたこころが一瞬熱くなった [01:39.70]だけど、ぼくは心の痛みを隠し [01:42.16]心の声を饮み込んだ [01:46.28]僕は、知っている [01:48.99]思慕という低俗の言葉が [01:51.97]太陽の下の影のように [01:54.73]追えば逃げ [01:56.61]逃げれば追われ [01:59.02] [02:07.59]友子、自分のやましさを最後に手紙に書いてある [02:13.81]君に会い、懺悔するかわりに [02:19.09]こうしなければ [02:20.51]自分を許すことなど少しもできなかった [02:30.11]本当にそうだと思えるまで、必死に思い込もう [02:37.16]そして、 [02:40.21]君が永遠に幸せになることを、祈っています